
Yamorikyou
矢 森 協
矢作川水系
森林ボランティア協議会
森のために、地域のために、一緒に活動しませんか?
2024年6月1日 終了しました
森づくりシンポジウム「豪雨からはじまった市民の森づくり」
豪雨がたびたび起きる今、森づくりをあらためて考え、いっしょに活動しませんか?

森の悲鳴に耳をかたむけ、
整備の遅れた森を
よみがえらせよう
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森の大切さと愉しさを
仲間と語り、ひろめよう
森が元気に
人が元気に

団体概要
愛知県豊田市の中央を流れる矢作川。その流域の森林環境を守ろうと、多くの森林ボランティアが活動しています。その集まりが「矢作川水系森林ボランティア協議会」、通称「矢森協」です。その活動は主に山での間伐作業ですが、森林調査、間伐材の活用、地域との交流など様々な活動を繰り広げています。

矢森協に属している各団体の多くは、平成18年から開催されている「とよた森林学校」の「間伐ボランティア初級講座」の受講者によって主に構成されています。
矢森協の活動には誰でも参加することができます。普段は会社勤めの方も、定年後の方も、男性も、女性も・・・・・世代、性別を問わず、様々な人が森林ボランティアとして地域で活躍中です。よろしければ、一緒に活動しませんか?
矢森協PV
私たちの目的
■山の大切さや愉しさ、森林整備の必要性をひろめるスピーカーとなる
森林が抱えるあらゆる問題を根本から解決するためには、森林・林業の理解者「森の応援団」を増やすことが重要です。「家族や友人に取組みを知ってもらう」、「都市住民を巻き込む」、「山主や地域の方々と交流する」、「頑張るプロ(林業作業員)を応援する」。私たちは都市部と山村部を結ぶパイプ役となり、森に対する社会全体の意識を高めていきます。
■過密人工林を間伐し、森の健全化を促す
間伐は災害に強い森づくりや健全な森林生態系の実現に繋がります。私たちは現場での実践を通して、直面する森林問題に取り組んでいきます。
■自然と共生した社会の実現
森林を身近に感じるためには、自然と共生した社会・くらしが必要です。自然を愛でる、木製品をつかう、薪をつかうなど、1人1人にあった形で、継続的に森とかかわる暮らし方を尊重します。一時のイベントとしてではなく、森や木を自らの生活の一部に組み込み、多様で個性的なスローライフを大切にしていきます。
森林ボランティアとは何かを考える
森林ボランティアとは、「社会貢献」、「生涯学習」、「スポーツ」の3つの枠が重なったところにあります。すなわち、仕事とは明確に区別するべきもので、ノルマを強制させられるような活動では問題があります。森林ボランティアは、社会の要望・要請に応えていくという緊張感や使命感を持ちつつも、生態学や作業技術への学習を深め、活動をひとつのスポーツとして健全に楽しみ、仲間と共に自己を高めていくべきものだと考えています。
社会貢献
生涯学習
スポーツ
森林の現状
■天然林と人工林
「森林」と一口にいっても、森林には「天然林」と「人工林」の2種類があります。「人工林」とは、人間が主に木材を得るために、スギやヒノキなどの苗木を植えてつくった森林のことです。戦後に木材が不足した日本では、人工林の拡大造林が展開され、日本の約半分の森林が人工林となりました。


■人工林の放置
人工林では、植栽した木を抜き伐りする「間伐」という作業がかならず必要となります。しかし、林業の衰退により手入れがされず、放置された過密人工林が全国で増加していきました。
過密人工林では、木が健全に育つことができず、ヒョロヒョロのもやし林のようになっていきます。そして、林内に太陽の光が差し込まないため、下層植生が衰退し、生物多様性が低下します。また、雨滴が土壌を直接叩き、土壌の流出と土壌の団粒構造の破壊が起こります。
■過密人工林の危険性
過密人工林では、フカフカの土が無くなることにより、土のスポンジ機能(緑のダム機能)が低下し、洪水や渇水などが起きやすくなるのです。
豊田市でも2000年の東海豪雨で甚大な被害を受けました。森林が抱えるこの問題は山村部だけでなく、都市部の住民も一体となって考えていかなくてはならない問題です。

歴史が証明している。
いつでも、どこでも、文明を支えてきたのは、森だった。
おーい!
13万ヘクタールの矢作川の森は大丈夫か。
森の悲鳴が聴こえてこないか。
荒廃しているのは森だけではない。
森に支えられていた人の暮らし、文化、産業、人の心が荒廃しているのだ。
もう手をこまねいてはいられない。
千分の一でも、万分の一でもいいのだ。実際に森に入ろう。
安全第一、効率におわれぬよう、しっかり学び、ていねいに作業しよう。
私たち森林ボランティアは
身をもって知った山の大切さ、山の愉しさを多くの都会の仲間に語ろう。
素人山主さんたちよ。
あなたの山で、いっしょに山の手入れを学ぼう。できるところから作業していこう。
そして、庭仕事のように、愉しんで山仕事を続けよう。
一年に1週間も山に入れば、ずいぶんきれいになる。
山仕事のプロたちよ。
この森を再生させるのは、あなた方の活躍にかかっている。
山造り先生、島崎洋路は言う。
「全国に20万人の真摯な「山守り」と、国家予算のごく一部が直接山造りに投入できれば、
やつれが目立つ日本の山々も、再生は可能だ。」
私たちは真摯なプロの「山守り」を応援する。
私たち森林ボランティアは、山と都会に幅広い森の応援団をつくり活動することを、
ここに宣言する。
矢作川水系森林ボランティア宣言
2004年1月18日
矢作川水系森林ボランティア協議会